【経営計画作成・修正のタイミング】 2022年10月9日から京都府最低賃金968円に
10月1日以降 都道府県ごとに順次最低賃金の改定
2021年10月に京都府の最低賃金は909円から937円(+28円)に改定されました。
それから1年。今度は+31円の968円に!
働く人には嬉しいこの改定、経営者側だとその負担増加分をどうやって回収していくのか、腕の見せ所ですね。
この31円の上げ幅は、1977年(昭和52年)以降最も高い上げ幅です。
※ちなみに、1977年の最低賃金は296円でした
原油高・物価高騰+人件費の上昇を賄う事業計画を
事業再構築補助金や小規模事業者持続化補助金など国の補助金でも、原油価格や物価高の影響がある事業者様に対する加点措置がありました。
電気代・ガス代の上昇傾向がもう半年くらい続いていますが、今後さらなる高騰が予測されていて経営環境は厳しくなる傾向にあります。
下記は最新の2022年8月データと比較した京都府の平均電気料金です。
ここ数年12,000円台前半で推移していましたが、今年1月に13,000円台になりその後も上昇傾向で最新データの2022年8月は13,601円に。
2019年8月 | 2020年8月 | 2021年8月 | 2022年1月 | 2022年8月 | |
京都府平均電気料金(円) | 12,497 | 12,397 | 12,318 | 13,103 | 13,601 |
これは電気料金ですがガス代も同じような傾向にありますし、その影響を受けてあらゆる材料・商品の価格も上昇しています。
さらにこれらに最低賃金の引き上げが加わります。
最低賃金は約3%のアップですが、賃金が上がると健康保険料、介護保険料、厚生年金料、雇用保険料も増し、会社負担の社会保険料も上がます。
去年と同じ売上高を確保しても、仕入れや経費の内容が去年と同じだと利益が圧迫されてしまいます。
今年も残り3ヶ月。
経費削減や販売価格の見直しといった直接的な対策のほか、商品やサービスの見直し・開発やそれに必要なニーズ調査や技術開発などの少し先を見据えた事業内容を検討するのに良い時期ですね。
2023年はビジネスでどんな夢を実現したいですか?
今まで多くの事業者様の事業計画作成をお手伝いさせて頂きました。
計画作成は具体的な内容を考える機会になるので、行動が明確になって、その結果夢が実現しやすくなるように感じています。
もしかしたら、厳しい環境の時ほど考えが研ぎ澄まされて、いいアイデアが出てくるかもしれません。