【中小企業診断士】来年をもっと良くする事業計画セミナー 講師担当のお知らせ
目次
2024年12月11日(水)13:30~15:30 城陽商工会議所 経営安定特別相談室様 主催
来年もっといい年にしたい方へ
今年もあと2カ月!来年のことを思う時期になってきました。
来年もっと良くするぞ~って思う方に、ぜひ受講頂きたいセミナーです。
城陽商工会議所様のWEBサイト↓
公的機関様でのセミナーのため、不思議なお話はありません
最近、不思議なことを多く発信していますが、一方で私は診断士。現実主義で理屈っぽいです。
この事業計画セミナーでは中小企業診断士として、現実のお話をいたします。
現実と未来設計
当日は不思議なお話はしないけど、ここではちょっと不思議なお話をしたいです。
ものごとは見えないもの(思い、情熱、エネルギーなど)が芽吹いて、見えるもの(お金、モノ、人間関係など)になっていきます。
目に見える現実は、それまでの自分。もっと良くしたいな、このままじゃちょっとな、って思うなら、自分のエネルギーと行動を変えていけばいいだけです。
その行動やエネルギーの元になるのが、事業計画。「えっ?!全然関係ない」って思われるかもしれませんが、関係あるんです。
事業計画のいいところは、自分で言葉や数字を使って作るところ。具体的なイメージが膨らむので、そのエネルギーになっている自分を味わえます。
そして、事業計画は作ることが目的ではありません。行動するために作るもの。だから、行動もできるわけです。
自分でビジネスをしていると忙しい日々。ゆっくり考えている時間は取れず、ついつい今まで通りになってしまいます(書いててわたしの耳も痛いです(笑))。特に今までと違うことについて考えるって、脳にとって負担なんですよね。今まで通りが一番楽。だから、今まで通りと同じかそれ以下の結果になってしまいがちです。
なぜ自分でビジネスをしているのか
個人事業主、会社経営、フリーランスなど形はいろいろありますが、そもそもなんでリスクを取って自分でビジネスをしているのか。何らかの形で事業を継がれた方であっても、その覚悟を決められたので同じです。
自分や自社の力を発揮しながら社会に関わって行きたい、自分が良いと思うものを自信と責任を伴って提供していきたい。そのような思いと覚悟がおありだと思います。
大きなリスクを取ってチャレンジしているのですから、リスクに見合った結果を得たいと思いませんか。
もうこれ以上要らないっていうくらい結果が実っていれば最高ですが、あともう少し!と思われるなら、ぜひぜひ事業計画を作る時間を取って頂きたいです。このいくらかの時間の投資が、1年間のリターンを変化させてくれます!
ところで、時間をかけて作った確定申告書、よく見たことってありますか
確定申告書は、健康診断結果みたいなもの。色々書いてあるけれど、まったく知識がないとよくわからなかったりします。
せっかく健康診断を受けて、結果で○○の値が平均値より下だ、って言うのがわかっても、○○値って何のことなのか、上げるにはどうすればよいのかを知らなければ、そのまま放置して悪化してしまいますよね。
それと同じなのが確定申告書。
結果が出ても、どこをどうみたらいいのか。このままでいいのか、直した方がもっといいのか。わからなかったら見る気もおきませんよね。
健康診断で悪かったらお医者さんが○○値が何かを伝えてくれて、数値を上げるための方法を知らせてくれて、きっとちょっと努力しますよね。経営も、確定申告も書いてあることを知って、良くするための方法を聞いて、ちょっと考えながら行動することでずっと良くできるんです。いい結果だったなら、もっと良くできます。
逆算で考える
いい結果だったなら来年もこの調子で、思ったほどじゃなかったのなら来年はちょっと見直して。その意識で、来年はグンといいスタートが切れます。
そして、確定申告書から逆算で考えてみると新たな視点や気づきが生まれてきます。その気づきや意識を持った状態で日々積み重ねていくと、少しずつ結果が出てきます。もし悪くなっていたとしたら、それにより早く気づくことができるので、深刻な状態になってしまうのを防げます。
今後も材料費、水道光熱費、人件費などは高くなっていくと予測できます。こうした外部環境の変化に対して、どう自分の事業を変えていくのか、自分の事業を見直していく時間もとても大切です。
華やかで楽しい集客・マーケティング 地味で地道な事業計画
集客やマーケティングが華やかなフィギュアスケートやサッカーだとしたら、事業計画セミナーって地味で地道な筋トレみたいなもの。コツコツ、辛いかもしれません。
でも、自分でコントロールできるのが事業計画。どこをどうすればいいのか、自分で考えて自分で決めることができる内部のこと。
それに対して、集客やマーケティングは外部に働きかけるもの。評価はお客様やアルゴリズムによって左右されますし、時代の流れによってどんどん変化していきます。常にアップデートが必要です。
内部と外部 両方が大切
外部のみうまく行ってても、自分がコントロールできない要因で崩れてしまう可能性があります。内部のみうまく行ってても、そもそもお客様に購入して頂けなかったら、どんどん衰退してしまいます。
なので、どっちがどうではなく、どっちも大切なんです。でも、外部に偏っている方がとっても多いんです。
経営の失敗要因は「数字の知識不足」
商工会、経営コンサルティング会社、そして現在の経営安定特別相談室の勤務で多くの事業者様に接してきました。
とくに事業再生などの事業が非常に厳しい方のご支援を通じて感じたのは、数字に弱い方がとても多いということ。強かったら成功するわけではありませんが、弱いと失敗する傾向がとても高いと考えます。
そして、最初の頃よく思ったのが「どうしてこんなになるまでほっといたんだろう・・・」ということ。でもだんだんと、わかった上でほっといたわけじゃなくて、知識がなくて厳しい状態であることがわからずに、結果ほっといてしまったんだと思います。
知ろうと思わないと情報って入ってこないもの。特に数字は感覚的ではないので、マーケティングに比べると自ら学ぼうとする人はとても少ないです。
そして学ぼうとするお客さんが少ないと、稼げないから教える人はマーケティングに偏ります。すると、マーケティングを教えるための集客が目に付くようになるので、マーケティングは学ぶ人が多くなる、という傾向にあると考えます。
また、マーケティングは経験で教えることができるから誰でも教えやすいのですが、数字の知識は理解していないと教えられないので、そういった面でも教える人が少なくなる傾向にあると思います。でもとっても大切なんです。
一度わかったらずっと使える数字の知識
簿記の歴史が2,000年以上と言われているように、経営を管理する考え方は普遍的です。
一度わかったら、少なくても私たちが生きている間は変わらないのでずっと使えます。初めはちょっととっつきにくいかもしれませんが、お金に関する大切な知識。
自分で事業をされている方はぜひぜひ知って、良い経営を長~く続けて、素晴らしい商品やサービスを提供し、ご自身の人生と私たちの生活を豊かにしてください!
そういう私もまだまだ、まだまだ。なので、お互い頑張っていきましょう~♪