【事業承継勉強会】京都府中小企業診断協会 事業承継研究会に参加しました
私は長岡京市商工会に4年間、アクセルコンサルティング株式会社に3年弱勤務していたので、経営相談、補助金申請支援、事業再生など一通り経験しています。
でも、今まで事業承継に携わったことはなく、この研究会で学びたいなと思ってきました。
夜にあるので、家族の事情で参加しにくかったり、何より組織で働いていた頃は朝から働いた後にさらに勉強するほどの体力がなく見送っていました。
2020年に光過敏症になってしまいその年末に退職したのですが、経済センターの会議室はとても明るく私にとって居ることが辛い場所。
事業承継研究会は年度ごとの会員制で、1年を通じて学びます。去年は明るい会議室に居る自信がなくて参加を見送っていました。
今年はおかげ様で良くなってきたので、参加することにしました。
初回なのでリーダーによる会の運営方針などのお話と自己紹介だったのですが、リーダーのお話の中で印象に残ったことなどを備忘録を書きたいと思います。
①事業承継の相互認識
事業承継というテーマで経営者様と話をしていたとしても、事業承継の内容の定義ははっきりしたものがなく、ずれが無いようにするためには、お互いどこを指して話をしているかという視点が必要とのこと。
経営者様は代変わりという意味で事業承継を使われていて、受け手側は代変わりに伴う経営権の委譲までを考えているなど、そういった齟齬があるとゴールが不明確になり、互いの連携が不確かなものになってしまうということだと感じました。
②事業承継は経営計画に入っていて当たり前
経営計画を作成する際、3~5年の計画が多く、それ以上の期間で作成することは少ないです。
時代が進むほど、外部環境変化の速度が上がっているので、長期計画を立ててもあまりに不確実性が高いという面もあります。
ただ、経営者の方が一定以上の年齢であるならば、事業承継の確実性は高まるということに気づきました。
まだまだやる気の経営者様に向かって、引退の時期を探るのは難しい面もあるかもしれませんが、大切な視点だと感じます。
ちょっと話は反れますが、自分の人生に対する思いも同じですね。
20年後、30年後も生きているとしたら、自分は何をしていたいのか。
30年後の私は79歳!何かしらのことをして働いていたいとすると、健康面の管理に意識が向くかもしれませんし、まだまだ勉強して向上する余地があると思えるかもしれません。
そういった意識で5年計画を立てるのと、今からの視点で5年計画を立てるのでは、同じ計画でも捉え方が異なってくるように思います。
③事業承継のパターン
経営者様の意志を問わず事業承継できないのが、破産。
意志がある場合、譲渡先は親族内、社内、社外の3区分。
とてもわかりやすい切り口です。
そして、ありがちなのが、事業承継といいながら経営権が移譲されていないこと、だそうです。
株式移転がなく名ばかり社長で、実態は経営者ではなく従業員。
そんなケースが多いようです。
次回から具体的な内容に入っていくので、どんな学びができるか、またこの会は交流促進も目的としているので、どんな方と繋がりができるか楽しみです。